こんにちは。楽々ママです。
今日から6回に渡って、楽々ママの人物像を皆さんに知ってもらうべく、マイストーリーを書いていきたいと思います。
特に波瀾万丈でもない普通の生い立ちですが、子育てのヒントになるようなお話も盛り込んでいきますので、是非お付き合い下さい!!
楽々ママはほぼ年子の4人兄弟の2番目に生まれました。東京生まれ、東京育ちです。
1歳上に姉、1歳下に妹、3歳下に弟、両親、祖父の7人家族で子ども時代を過ごしました。
小さい頃は姉の後を追いかけて真似ばかり。はっきり言って妹と弟の存在はほとんど記憶なし!!眼中になかったですね😅
父は子どもと遊ぶのがとても上手で、公園などでよく一緒に遊んでもらいました。
4人兄弟と父で遊んでいると、公園にいる他の子ども達が寄って来て、10人くらいでドッヂボールをしたり鬼ごっこをしたり。遊び疲れると父が皆にアイスを振舞ったり、常に賑やかな幼少期でした。
反面、父はとても厳しく、怒ると平手も飛んでくる「昭和の父」です。
はっきり言って、めっちゃ怖かったです😱
とにかく「怒られないように」過ごしたい。
そのためには「失敗しない事」が重要に思えました。
実際は父の口ぐせは「失敗は成功の元」「失敗を恐れるな!」「なんにでもチャレンジしろ」だったので、失敗したからと言って怒る人間ではなかったのですが、
子どもの頃はそれがわからず、「失敗すると怒られる」というか、「怒られる事が失敗だ」みたいな変な図式が出来上がっていました。
その辺りは要領の良い2番目ですし、下には妹、弟というサンプルにも事欠かないので
「そうか、こうすると失敗するのか」「こうすると怒られるのか」と学習し、
気がつくと「失敗しない方法」「怒られない方法」を常に計算して生きていく癖がついていました。
その結果。。
「めっちゃ失敗するのが怖い😭」人間になっていました。
失敗するのが怖いから、失敗をしないようにする。
失敗をしないから、失敗したときのリカバリー方法を習得できない。
リカバリー方法を知らないから失敗が余計に怖くなる。という見事なサイクルに突入。
以前、ロンブーの淳さんがテレビでこうおっしゃってました。
「学生の頃はバカな事ばっかりやっていた。それをしながら、どこまでなら許されるのか、そのギリギリの境界線を探っていた」「その経験が今の芸風にも生きている」
というような主旨のお話。
確かに淳さんの芸風って、昔のロンドンハーツとか見ると分かりますが、結構攻めてますよね😆
その話を聞いて、なんて賢い人だろう?と思いました。
私は全く逆。
怒られたくないから、そのギリギリの境界線の100歩も手前。絶対に絶対に安全圏の範囲でしか動けない訳です。
淳さんのように一歩一歩試しながら前に進めば、境界線はずっと先にあったのに。
怒られたって大丈夫。失敗を繰り返してリカバリーの方法を習得すれば、さらにその先にまで進めたのに。。
「失敗をする事」のメリットは二つ。
一つは上記のように、人生の枠を広げてくれる事。
もう一つは、失敗をリカバリーしたという経験が自分の自信につながるという事です。
こんな大切な2つの要素を持つ「失敗」をほとんど経験せずに子ども時代を過ごしてしまったため、
失敗してもなんとかなる!自分でなんとかできる!という自信を持てず、自己肯定感は低め。
自己肯定感って、自分への絶対的な自信。それには、親からの無条件の愛情と失敗をリカバリーした経験が必須!
そんな訳で、私は子ども達には「失敗をたくさんして欲しい」と思っています。
その反面、「ほら、言ったじゃん!」という事態が起こるとイライラします。
それは、つい先を計算してしまう私には「〇〇すると(しないと)△△になっちゃう(失敗しちゃうよ)」という未来が見えているから。
失敗したくない私はつい先回りして言ってしまいます。
そしてその忠告を無視して、何かの失敗が起こったとき「だから言ったのに!」とイライラしてしまうのです。
「失敗して欲しい」のに「失敗して欲しくない」矛盾。
一姫が小さい頃の事です。
一姫は失敗するとすぐ泣く子でした。
それは私がそうさせてしまっていたのだと思います。
「こうしないと溢れるよ」
「こうしないと危ないよ」と、常に先回りして忠告。
忠告を無視して事が起こった時にはつい、
「あ〜、もう!だから言ったのに!」
そんな母の失敗嫌いの性格を敏感に感じとっていたのか、
いつしか一姫は、ご飯やお茶をこぼすとビクッとして、私が怒る前に泣き出すような子どもになっていました。
これじゃ、私と同じになっちゃう!私は「失敗しても大丈夫」だという事を教えたいのではなかったか!?
そこに気づいてからは、「ほら言ったじゃん!」と怒りたい気持ちをグッと堪えて、
「ほら、大丈夫!こぼしたって、拭けばいいんだよ!」
何か失敗しても、
「良かったね!それでも大丈夫って分かったね!」
などと、自分にも言い聞かせるように子ども達に言うようになりました。
今は一姫も、よそ見してお茶を溢しても、1人でしれーっと台拭きを取りに行き、何事もなかったかのように拭いてます😆
まだまだ、意識改革中なので、つい先回りして口出しをしたり、「ほら言ったじゃん!」という事態にイライラしたりはしますが、
子育ての経験が私の過剰な「失敗恐怖症」を治す薬になっているように思います。